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10.52021
そもそも変速機ってなに?
![](http://hagurumado.net/wp-content/uploads/2021/10/カンパアイキャッチ-1024x309.jpg)
過去の記事でも散々変速機について触れてきました。
そもそも変速機とは何なのでしょうか?
歴史に触れると長くなるので今回はざっくりいきましょう。
変速機ってなに?
まず、変速機があると速く楽に走ることができます。
変速機はほとんどの場合ディレーラーと呼ばれます。
しかし、昔から乗っている方はFメカ・Rメカと呼ぶ方もいらっしゃいます。
変速機は使用するギアを任意のタイミングで切り替えることができる機械です。
現在見かける外装変速機はワイヤーの引き量によって、チェーンラインを調整する機構となっております。
ギア比が大切
自転車はペダルを回すことでクランクも回りチェーンを動かします。
変速機がないと、クランクが一周しても動かせるチェーン量に変化はありません。
そのため速度を出すためには多くクランクを回す必要があります。
しかし、人間の脚ではいずれ限界が訪れますし、何より疲れます。
その問題を解決するのが変速機です。
![](http://hagurumado.net/wp-content/uploads/2021/10/ギア比.jpg)
仮にフロントのチェーンリングが52T、リアのスプロケットが26Tとします。
この時クランクを一周させると、ギア比が2となりますのでリアホイールも2回転します。
ここで変速機を使用し、リアのギアを変えてみます。
リアのギアが26Tから13Tになったとします。
その場合、前後のギア比は2から4になりますのでリアホイールも4回転します。
同じクランク一周でも変速することで、リアホイールの回転数が変わるのです。
当然、一漕ぎで2回転より4回転の方が前に進みます。
その分脚力も必要になりますが、大まかな仕組みはこれだけです。
自転車の変速はクランク1回転でリアホイールが何回転するかを変えているのです。
そして、スポーツバイクの多くは前後に変速機を持ちます。
しかしながら、近年の技術力の向上でフロントディレーラーの必要性は低下してきており、
MTBではフロントディレーラーを使用しなくなってきています。
![](http://hagurumado.net/wp-content/uploads/2021/10/カンパCreko--1024x762.jpg)
内装変速と外装変速の2種類がある!
自転車の機械的な変速は内装変速から始まりました。
その後、外付けの変速機が生まれます。
リアディレーラーの後にフロントディレーラーが誕生しました。
スポーツバイクにおいてはほぼ全てが外装変速を使用しています。
対して、内装変速はシティサイクルなどに多く使用されます。
これは、外装変速がメンテナンスを多く必要とすることに対し、
内装変速はメンテナンスが少なく済むというメリットからきています。
内装変速はリアハブ内部に遊星ギアを有すことでハブ内部で変速を行います。
そのためハブは大型化しまた変速段数もそこまで多くありません。
スポーツバイクが外装変速を選ぶのは軽くてより多くの変速が可能だからです。
外装リアディレーラーとフロントディレーラー
リアディレーラーは後輪側のギアの変速に使用します。
フロントディレーラーはクランク側の変速に使用します。
ワイヤーで引っ張る機械式とモーターで動く電動があります。
最近のMTBではフロント変速機ほほとんど採用されません。
![](http://hagurumado.net/wp-content/uploads/2021/10/Rメカd-1024x584.jpg)
![](http://hagurumado.net/wp-content/uploads/2021/10/Fメカ-1024x704.jpg)
スプロケット
リアのスプロケットも技術が向上したことにより、MTBのスプロケットは最大12段まで増えています。
MTBのスプロケットの最大歯数はもっと大きく52tなんてものも存在します。
また、ロードバイクも現在は脚を多く回して乗ることがメインとなっていますので、
リアスプロケットの最大歯数も多くなっています。
ロードバイクにおいてリアが6速の頃はだいたい、11t-23tくらいでしたが、
11速の現在は11t-32tが最大歯数となっています。
![](http://hagurumado.net/wp-content/uploads/2021/10/tokenすぷろけ-1024x702.jpg)
参考までに現行最大段数にして最大歯数を持つ『SRAM EAGLE 10-52t』のリンクを貼っておきます。https://www.sram.com/en/sram/mountain/collections/eagle
変速機があると速く楽に走れる!
上り坂に差し掛かった時、変速をしギア比を小さくすると楽に坂を登れます。
また、もっとペースをあげたい時や遅刻しそうな時はギア比を大きくするとペースアップが見込めます。
速くなったり軽くなったりする仕組みを理解していれば、
より的確にその場に応じたギアを選ぶことができるようになります。
例えば、赤信号の前ではギアを軽くしておき発進しやすくするや、
2秒後に上り坂に入るからギアを切り替える準備をしよう!などさまざまです。
地形や風向きなどその時々に応じた最適のギア選びを心掛けましょう。
変速機は偉大なり
変速機って何?という話から変速機最高という話でした。
変速機に感謝!
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