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G3組ホイールの振れ取り奮闘記・その1

G3組ホイールをご存知でしょうか?

G3組って何?となった方でも写真を見ればわかると思います。

そうです、あのカンパニョーロのかっこいいホイールです。

今回はその振れ取りとの長い戦いの始まりです。

ちなみに結論から言うと、今回は失敗におわりました!

そのためあまり参考にはなりません。

今回が『その1』なのでどうかお察しください。

振れ取りから逃げ続ける日々!

私の手持ちのCampagnolo Eurus 2way fitはリアホイールに大きく振れが入っていました。

そのうち振れを取ろうと放置してはや3年の月日が流れ去っていました。

なぜ放置したのか?

私自身、振れ取り自体は嫌いではありません。

それが通常のホイールなら喜んでやります。

しかし、学生の頃からG3組だけは苦手だったのです。

ニップルがスポーク側と固着しているとエアロスポークごと回ってしまいます。

かといってアンギラスのようなもので挟んでも傷がはいりますし、あまり効果的でもありません。

そして、張力のかかり具合が普通のラジアル組やタンジェント組とは若干異なるのです。

そういったもろもろから逃げ続け気がつけば3年の日々が過ぎ去っていたのです。

そろそろ立ち向かうべき時が来た

この三年は激動の3年でした。

大学を卒業し、社会人も2年目に入った頃このホイールを入手しました。

その後色々あって血を吐いたり胃に穴を開けたり、独立したりがありました。

とにかく忙しく、また苦手ということで逃げていました。

しかしながら、木端なりにも自転車を扱うものの端くれという事で奮起し

ついに振れ取りに取り掛かかることにしました!

用意

  • 振れ取り台
  • スパナ
  • 潤滑油(錆び取り用)
  • 幅広の挟むやつ(スポーク固定用)
  • ホイール
先端の固定具が逝ったので、クイックごと抑えていますがおすすめはしません

振れ取り開始!

まずは振れ取り台に固定したら回します。

先に縦振れをチェックしましょう。

今回は幸いなことに横振れだけでした。

では振れている場所のチェックを行います。

通常のスペース
大きく右に振れていることがわかる

今回は大きく右に振れています。およそ2mm程でしょうか。

このままでは当然使用できません。

では問題箇所付近のニップルに潤滑油を注入していきます。

回す前には注油!

ニップルを回す前には注油をした方が回しやすく、ニップルを舐めにくいです。

その時はリムブレーキ面に油が垂れないように注意してください。

ニップル

このカンパのユーラスやゾンダなどのニップルは特殊サイズなので普通のニップル回しでは回せません。

また、付属のニップル工具は精度が悪くニップルが固着していると大体舐めます。

KTCやHOZANなど精度の高いレンチを購入する事をお薦めします。

Campagnolo nipples
https://www.target.com/p/campagnolo-fulcrum-5-5mm-10-spoke-nipples-fits-eurus-fulcrim-racing-1-wheels/-/A-76657063

では回してゆきましょう!

この赤い部分が右に振れている範囲になります。

問題発生!

左側のニップルは問題なく回りましたが真ん中のニップルとスポークが固着しています。

幅広のエアロスポークのためスポークが捻れると最悪断裂してしまいます。

スポークの回転を抑えるために、何かスポークを固定するものが必要です。

というわけで今回はホームセンターで売っている先端がラバーで覆われている強力洗濯バサミを用意してみました。

これでスポークを固定できるはず!

結果・・・

・・・・あかんやんけ

全然だめでしたね。

確かにスポークに傷はつきませんでしたが、ニップルの回転に負けスポークも回ってしまいました。

次なる秘策を練る

今回は、新兵器を投入してみましたがまるでダメでした。

スポークとの接地面積が小さすぎた為に固定仕切れなかったと考えられます。

およそ3cm幅で挟んでみたのですがこれでは足りませんでした。

こうなると、スポークを丸ごと固定できるものが必要になってきます。

現在考えているのは、木材やプラスチックなどのマテリアルに

薄刃のノコギリでスポークの長さ分の溝をつけたものを作るでしょうか。

しばらくは部屋の隅で眠っていてもらいます。

まずはエアロスポークを攻略する

次こそエアロスポークを攻略してみせます!

できれば年内に!

年内に・・・

できるかな・・・

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